TOP > ツーリングレポート > 2008 > 冬の太平洋(鹿島灘)海岸線南下ツーリング

冬の太平洋(鹿島灘)海岸線南下ツーリング

2008年初ツーリング

2008.1.6(日)走行

極寒の朝!2008年初ツーリングへ

 2008年、今年は新年早々食中毒で苦しんで明けたが、すっかり体調も回復し2008年の初ツーリングは同じBMW R1200RTに乗られている下田さんと行く事となった。行き先は下田さんの計画した茨城県のひたちなか市付近から、海岸線を南下し銚子付近で温泉にゆっくり入ると言うツーリングコース。出発は早朝5:15。ETC早朝夜間割引適用の為、久し振りに朝早くの出発となった。下田さんとの合流場所は常磐自動車道 守屋SAに6:15。子供は冬休みの宿題のやり残しの為連れて行くことは見送り、下田さんと私の2人2台でのツーリングとなった。

BMW R1200RT

 日頃タンデムでのツーリングが多い私にとっては、久し振り(?)に身軽なツーリングとなりいつもよりRTの走りも軽快に感じる。しかしこの日の朝はとても寒く、気温も0℃近かったのでRTのメーター内には路面凍結の危険性を示すスノー(雪の結晶)マークの表示が点滅していた。グリップヒーターもシートヒーターもHIにし、路面の凍結を気にしながら慎重に運転しながらも(ETC早朝夜間割引適用時限の6時前に)無事5:50には常磐自動車道の三郷料金所を通過した。 そして守屋SAには6時丁度に到着した。

ハラハラドキドキの凍結橋上走行!(^^;)

 守屋SAに到着し一息ついてからバイク専用駐車場に行ってみると、丁度下田さんが到着したところだった。今回会う前にメールで下田さんから事前に聞いていたのだが、下田さんのRTは前回一緒にツーリングに行った時から更に進化したとの事。その変更点はシールドが大型の物に変更になっていたのを確認した。下田さんのRTは付いていないものを見つける方が難しい位フルオプション&社外パーツで一杯だ!何とも羨ましい。(^^;)

 その後守屋SAでお茶を飲みながら、久し振りに会ったので色々会話が弾み少し長い時間ゆっくりする。そうしているとこの守屋SA到着時はまだまだ真っ暗な夜だったが、外は既にすっかり明るくなっていた。守屋SAを出発ししばらく走ると前方右側に太陽が昇ってきたのが見えた。しかし、気温はどんどん下がる一方。RTの外気温計はとうとう氷点下2℃(-2℃)と言う寒さになり、さすがにグリップヒーターをHIにしていても、指先が冷たく感覚が無くなって来るほどの寒さだった。

那珂川を渡る橋

 そして友部JCTで常磐自動車道から北関東自動車道、東水戸道路へと入り、ひたちなかを目指した。そして水戸大洗ICを通過し那珂川を渡る橋に差し掛かった時、下田さんと私は突然の凍結路の出現に緊張する事となる。
その問題の橋がこの写真の橋だ。この橋の上だけはまったく路面状況が違っていた。それまでは高速道路走行中、左右に見える畑や空き地が真っ白に霜が下りていたのを目撃していたが、高速道路上は問題なく乾いた路面で何の心配も無く走行していたのだが、この橋の上はまるで雪が積もっているかの様な状況で、一見とても無事通過出来そうにない位の凍結路となっていたのである。

那珂川を渡る橋

 私も下田さんもとにかくハンドルを切るとかスリップを誘発する様な加減速等をしないようにブレーキやスロットルを調整しつつ緊張しながら通過した。今思い出しても本当に無事通過出来たのが不思議な位の道だった。
そして無事橋を渡った後、ひたちなかを通過し常陸那珂道路に入り終点のひたち海浜公園でやっと高速道路から一般道へ下りる。
「いやぁ~本当に緊張したぁ~!」(私)
下田さんも私も高速道路を下りてやっとホッとした。

あまりもの寒さに思わずファミレス避難

鹿島灘の海岸線沿いの道路

 ひたち海浜公園から太平洋 鹿島灘の海岸線沿いの道路を南下する。途中見かけた公衆トイレ前でバイクを停め、この後何処に向かうか相談する。そして2人で決めたのが取りあえず寒いのでファミレスに立ち寄って少し暖かくなるまでゆっくり朝食をとる事に決めた。それからこの時ついでに私のR1200RTのライトの光軸がずれているのが以前から気になっていたので、下田さんに前方から見て貰ったりして光軸を調整した。

 そして立ち寄ったのがデニーズ那珂湊店。暖かい店内でリラックスしながら朝食を食べる。この日天気予報では朝は物凄く冷え込むが、日中にかけては3月中旬の暖かさになるとの予報だったので、外が少し暖かくなるまで丁度良い避難場所となった。結果、判断は正しかった様で食後外に出ると先程の寒さが嘘の様に暖かくなってきており、もうこの先道路が凍結している心配は無くなったと確信する程となっていた。(9:50頃)

お土産は新鮮野菜

 デニーズ那珂湊店を出て、海門橋を渡り大洗へと出た。ここは私にとって懐かしい場所でも有る。北海道ツーリングへ向かった時に利用したフェリー乗り場が有る大洗港の景色が広がる。来年こそは私1人だけではなく妻と息子を連れて北海道ツーリングに行くと決意している私にとって、改めて決意を固める景色にもなった。

 大洗港を通過し更に南下を続ける。国道51号線も快調に走行出来、気温も暖かく下田さんも私も気持ち良く走行する。そして12月9日にも立ち寄った公園内にある「もぎたて市場」に立ち寄り休憩した。ここでの目的はお土産の購入。この「もぎたて市場」では新鮮な地元野菜が販売されており、しかもかなり安く購入出来る。
私が白菜を選んでいると、軽トラックで白菜を運んできたおばさんがどの野菜がお勧めだとか色々と親切に教えてくれた。私は白菜(¥100)、原木しいたけ(¥250)、ほうれん草(¥100)、キャベツ(¥100)、大根(¥80)、人参(¥100)の計6点、合計¥730もの野菜を購入した。どれもとても新鮮で葉っぱも活き活きしておりとても美味しそうな野菜達である。勿論お土産として家族に大変喜ばれた。(^^) 下田さんも同じくここで野菜を購入。やはり奥さんに大変好評だったそうだ。東京のスーパーではこんなに活き活きした野菜は見掛けないし値段も倍以上に跳ね上がる。何よりも美味しいのでお土産としては最高だと思う。

 ちなみにこの野菜のお土産はRTのパニアケースの片側に全て入ってしまう。かなりの量だがR1200RTの収納力の凄さを改めて感心させられた。

R1200RTR1200RT

銚子の温泉で豪華な昼食

 今回立ち寄る温泉は事前に下田さんが調べておいてくれた銚子にある犬吠埼観光ホテルを予定していた。国道51号線 → 国道124号線とひたすら南下し、銚子大橋を渡って千葉県 銚子市へと入った。銚子大橋を渡ると直ぐに左折し、犬吠埼へと向かう。

犬吠埼観光ホテル

 犬吠埼観光ホテルは波打ち際の天然温泉露天風呂として非常に人気の高い温泉(ホテル)である。実は私は以前この温泉に1回だけ入りに来た事が有ったのだが、立ち寄った時間が夕方で夜景しか見ていなかったので今回はその自慢の景色を見ながら入浴出来そうだったので楽しみになった。

 下田さんの計画では、この犬吠崎観光ホテルで「温泉+選べる定食コース」と言う、入浴料金(休日¥1,200)を含んだ食事コースをと考えていたそうだ。しかし、実際に行ってみるとこの日はまだ1月6日と言う事で正月料金が適用され(¥3,500)、「温泉+選べる正月特別定食コース」となっており、予定より¥1,000も高かったのである。(^^;)

 下田さんは「あれっ?!どうします?」と予定していた金額より高かったので気を使って頂いたが、今日は私一人なので大丈夫、「せっかくだからこれにしましょう!(^^)」と予定通り日帰りコースを選択する事にした。正直これが子供を連れて来ていれば2名分¥7,000はちときつかったが、丁度良かったのである。 選べる正月特別コースは2人共「海鮮ちらし定食」を選択した。¥3,500を受付で支払い、食事は13:15からとして早速温泉に入る事にした。

 温泉に入るとまずは身体を洗い内湯で少し温まった後露天風呂へと入った。露天風呂からは左手に犬吠埼の灯台が見え、正面にはとても綺麗な青い海が目の前に広がる。その手前は砂浜で波打ち際が直ぐ近くに見えると言う評判通りの絶景であった。海は地球が丸い事を再認識させるかの様に水平線までくっきりと見えていた。湯の温度も熱過ぎもせずぬる過ぎもせず丁度良い。きっと宿泊すれば朝日が昇る景色を見ながら入浴が出来そうである。ちなみにこの犬吠埼が日本で一番日の出が早い場所との事。いつか泊まりでここに来ようと思う。

海鮮ちらし定食

 予定通り13:15頃に昼食となった。海の見えるテーブル席で豪華な海鮮丼コースを頂くのである。勿論美味しくない筈がない。(^^) 食べる前は若干年末年始の食中毒の件が頭を過ぎったが、食べ始めるとすっかりその事を忘れさせてくれる美味しさだった。年始早々2008年の初ツーリングは、正に温泉でゆっくり&豪華で美味しい食事コース堪能と言う期待通りのツーリングとなった。

突然ヘルメットのシールドが壊れた!

 ゆっくりと食事をした後、ロビーのソファーで少し休憩した後出発した。その後のツーリングはとにかく海岸線沿いに南下すると言う事となった。国道126号線に一旦出てから飯岡港付近より県道30号線をひたすら南下する。片側1車線の道だが空いており、気分良く走れる。この道は以前サーフィンをしに来た時にもよく通った道だったが、以前あったコンビニが無くなっていたり位置が変わっていたりと時の経過を感じさせられた。

シューベルトJ1シューベルトJ1

 そして途中コンビニで休憩した時、バイクから降りてシールドを開けようとすると突然シールド右側の付け根部分が外れた。シールド自体落としはしなかったが、もう少しで落とすところだった。初めは単純に何かの拍子で外れてしまったものだと思ったが、シールドを装着し直しても一番上までシールドを上げるとまた外れてしまう。(--;) 良く確認すると何とシールドのT字型の爪部分が片方折れて無くなっていた。つまり壊れたのだ。(爆)

 このヘルメットはシューベルトのJ1と言うヘルメットで、ヘルメット自体落とした訳でもなく通常の使用で急にシールドの一部が破損したのは納得が行かなかった。このヘルメット自体高額であり安全性能と快適性能を追求した物なので尚更だ。 実は帰宅後、インターネットで調査したところその原因が判明する。実はこの製品、メーカーからリコール情報が出されていたのである。詳細はここを見て頂きたい。右上の写真の通り、J1ヘルメットのシールドメカニズムが交換対象品であれば同じ事態が発生する可能性が高い。尚、幸いな事にこのリコールのおかげで新品のシールドと交換され余計な出費は免れた。しかし、走行中にもし外れていたら、もしかしたら重大な事故に繋がりかねない。該当する製品をお使いの方は、是非直ぐに確認し対応して貰う事をお勧めします。尚、無償対応は2008年6月30日(月)までと期限が有ります。

無線の交信距離テストも実施

FTM-10S

 その後県道30号線から県道25号線へと入り、東京方面へと進路を変更。千葉東金道路(有料道路)には乗らずに国道126号線(東金街道)を走り続けた。国道357号線に出たところで最後にマクドナルドに寄り、ここで軽い食事と休憩をした。この時も話が弾み、またまたゆっくりしてしまった。(^^)
その後は直ぐ近くのガソリンスタンド(ENEOS)で給油し、国道357号線と国道14号線が分かれる場所で下田さんと別れた。 そして今回は無線(バーテックススタンダード FTM-10S)がどの位通話出来るか分かれた後も交信を続けてみた。すると私が千鳥町付近(国道357号線)、下田さんが市川~船橋間付近と直線距離約3Km位離れた高低差の有る市街地でも交信出来た。ちなみに出力はHIGH(430Mhz帯 7W)の運用だった。

 そしてこの日は珍しく船橋付近の渋滞にもはまらずに済み、自宅には20:20頃に到着し、2008年の初ツーリングは無事終了した。

 おわり

アウトドア&スポーツ ナチュラム デル株式会社 アウトドア&スポーツ ナチュラム ソースネクスト

このサイトのTOPへ