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親子タンデムを安心して楽しむ為の装備

 子供や女性が安心してバイクに乗れる為にお勧めの装備や役割、事例を紹介しております。

トップケースは必需品です

スーパーシェルパにTOPケースを装着 バイクの加速Gは運転しているライダーよりリアシートに乗車している同乗者の方が強く感じます。大人の男性ならば問題無いかも知れませんが、女性や子供なら不安を感じ恐怖感を持つかも知れませんし、常に緊張して乗っている事になります。

 一部の車種では背もたれが装着され、あえてTOPケースを装着しなくても大丈夫なケースが有りますが、その様な背もたれが無い場合や小さ過ぎる場合、タンデムを安心して楽しみたいのなら絶対にトップケースは装着すべきだと思います。

  バイクのサイズにもよりますが、理想としてはフルフェイスヘルメット2個分の収納力が有れば非常に便利です。最近は35L前後のトップケース(フルフェイスのへルメット1個分が入る)なら1万3千円程度で購入が可能ですので、是非ご検討下さい。

パニアケースやサイドバッグは転到時の安全性を確保します。

BMW R1200RTに標準装備されるパニアケース  パニアケースやサイドバッグは装着すると横幅が広がり、すり抜けが難しくなると言うデメリットが有りますが、立ちゴケや低速走行時のもしもの転到時、前輪との間にスペースを確保し足を守ってくれる役割も果たしてくれます。

 いざと言う時に子供の足を守るためにもパニアケースやサイドバッグの装着を検討されてみてはいかがでしょうか?勿論積載性の大幅UPが可能で非常に便利です。

 パニアケースを装着出来ないバイクならソフトバッグタイプのサイドバッグでも良いでしょう。

 ちなみに子供や女性を乗せる目的ではなく、例えば奥さんなど運転に自信が無い方に対してもこのパニアケースやサイドバッグの装着はお勧めです。立ちゴケして足を車体に挟まれる事を防止出来、仮に挟まれたとしてもバイクの下敷きにはならなくて済みます。勿論車体へのダメージもある程度はカバー出来ます。

マフラーによる火傷防止対策(例:SuperSHERPA)

 バイクの種類によってはマフラーの位置が子供にとって接触しやすく、かつヒートガードで覆われている部分が不十分で接触の危険性が高い場合が有ります。私達が使用しているSuperSHERPAもこれに該当する1台となります。その場合の対策として以下の様な対策を行うのが有効です。

 SuperSHERPAのマフラー(サイレンサー部)による火傷防止対策として、汎用のヒートガード(サイレンサーヒートガード、DAYTONA製、¥3,990)を装着しました。

 純正のヒートガード(マフラーガード)だけでは子供を乗せる場合は、ガード部分の大きさが不十分で接触してしまいました。一見大丈夫そうに思えても子供の行動は予測が付かないケースが有ります。危ない事、してはいけない事を教えるのは勿論ですが、それでも尚且つ少しでも危険を取り除く為に、ヒートガードの装着が必要と思い装着しました。

スーパーシェルパ

マフラー部分が大きく露出しているSuperSHERPA

オフロードタイプのバイクはこの様に同乗者が不用意に触れてしまいそうな場所にマフラーが装備され、かつカバーの面積が小さいので火傷の危険性が高い。

また、火傷防止だけでなくサイドバッグ装着時の熱対策(熔けてしまうことへの対策)にもお勧めです。

ヒートガード

今回使用した部品はこちら。バイク用品ショップで入手出来ます。

この製品はサイレンサーの外径が95~145パイ用です。SuperSHERPAのサイレンサーの外径は90パイなので、そのままではサイズが合わずしっかり装着出来ません。

そこで別途「サーモプロテクトラップ」(断熱材、耐熱温度1100℃、25mm×4.5m、DAYTONA製、¥3,045)も購入し、金具による傷の防止も兼ね、金具の内側に3回巻いてから金具を被せるように装着しました。

ヒートガード装着例 その1

ヒートガードはなるべく大きなものを装着する事をお勧めします。

ヒートガードを装着したとしても過信は禁物。ヒートガード自体もそこそこ熱くなるので注意が必要です。

ヒートガード装着例 その2 こんな感じで装着します。


子供の眠気防止には音楽が効果的。

私自身、1人でバイクに乗っている時にあまり音楽を聴く事は少ないのですが、子供の眠気防止には音楽を聴く事が結構効果的であり、私と同じ様に子供とツーリングを楽しんでいらっしゃる方の中にも音楽を聴きながらツーリングをしている方が居ます。

私の子供も眠くなってくると音楽を聞きたいとリクエストが有り、子供の好きな音楽を流すと確かに子供は眠気が収まる様で効果的です。

走行中、子供が寝てしまうを考える。

 走行中、一番危険だと感じるのが子供が寝てしまう事です。これは親子タンデムを楽しんでいらっしゃる方のHPを見ると、色々な考え方を元にアイデアを具体化して対応しています。私の場合、もしもの事故時を想定してバイクに子供を固定すると言う手法は危険と判断し、私自身と固定する方法を採用していました。

  何故なら、バイクが横転した時、一番危険なのが自分のバイクの下敷きになる事です。数多くの事故のビデオ等を見ると、重いバイクは振り落とされた人間よりも遠くに転がって行き、しかも激しく回転して損傷するケースが圧倒的に多いのです。

タンデムベルトなど

全て手作りでオリジナル製品を作成すると言う事も考えましたが、丁度私の思っていた商品に近いものを見つけ、それを組み合わせる事により改良し使用しております。

左 : タンデム用セフティベルト、Sサイズ
    ¥5,250  ㈱サンアート

右上 : KTEL タンデム用アンプ

右下 : タンデムグリップ ¥2,000 ラフ&ロード

完成したオリジナル?のタンデムベルト

この様に組み合わせました。

タンデムベルトに追加装着したタンデムグリップは、子供が安心して乗っていられるように握りやすくつかまる事が出来ます。

タンデムベルトとKTELタンデムアンプ

タンデム用アンプをこの部分に装着しました。

このタンデムアンプとKTELマイクセットを使用して、走行中の会話を可能にしています。

タンデムベルト タンデムベルトはライダーと同乗者を直接連結する事により、同乗者が居眠りをした場合でもオートバイから落下する事を防止出来ます。また、このベルトにはウェストポーチ等を追加装着する事も可能です。

ツーリング中会話を楽しむ

KTELスーパータッチJr. 子供に限らずツーリング中の同乗者とのコミュニケーションは大変重要です。走行中目に映る風景の話とか、色々な話をして会話を楽しむだけでなく、トイレに行きたいとか疲れたとかお腹が空いたとか・・・・、同乗者の状態を把握するには大変便利なのがヘッドセットとタンデムアンプです。

 それからせっかく子供2人で出掛けるツーリングですから子供と会話しコミュニケーションを図りましょう!普段子供と接する時間が少ない方は、このツーリングの時間は貴重な時間となるでしょう。(^^)

 無線機使用でも活用しているKTELのヘッドセットを、子供用ヘルメットにも装着しています。これは簡単に取り外しが可能であり、必要性に応じて外したり、その時使用するヘルメットに装着したりして使用しています。

オフロード用ヘルメットとKTEL オフロード用ヘルメットでもOK。ジェット型ヘルメット用が多種のヘルメットに対応出来お勧め!
簡単に他のヘルメットに付替え可能 スーパータッチJr.は簡単に取り外しが可能で複数のヘルメットで使用する場合1セットで済み経済的。上記の写真はもう1つのヘルメットに装着したところ