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ツーリングプランの立て方

2008.10.05 UPDATE

親子でタンデムツーリングを楽しむ為の段階的な手順

 現在の法律ではバイクのタンデム走行(二人乗り)は二輪免許取得後、1年を経過していなければ許されません。また、高速道路の走行においては、3年以上の経過していなければ出来ない事となっております。まずはこのハードル(?)をきちんと越えているかをご確認下さい。

まずはバイクに慣れさせる

近場へ 私達家族の場合ツーリングレポートには載せていませんが、初めて子供を乗せて出掛けたのは子供が幼稚園児の頃、電車だと2~3駅先となる場所へスクーターに乗せて買い物に連れて行ったのが最初でした。

 特に子供の都合に合わせて何処かに遊びに連れて行くと言う訳ではありませんでしたが、それでも子供は初めて乗るスクーターに大喜びでした。

 そして何度か出掛けるうちに出かけた先でソフトクリームを買って一緒に食べるとか、ケーキ屋さんに立ち寄ってテラス席で食べるとか、少し遠い公園に行ってみるとか、+αの魅力も加わり尚スクーターで出掛ける事が好きになりました。

 初めはこの位が丁度良いと思います。ちなみにスクーターはLEAD100、トップケースの背もたれを付けていたので後ろに落ちる心配も無く、子供も親も安心して乗れました。

バイクに対する恐怖感を植えつけない

 大型のバイクしか無い場合は最初から大きなバイクに子供を乗せる事となりますが、その場合加速を行う時には特に注意が必要です。バイクに乗りなれている貴方は大した事とは思わなかった加速でも、乗りなれていない子供や女性にとっては恐怖を感じる可能性が高いからです。

 一度恐怖心を持つとそれを拭い去るのは並大抵のことでは済みません。むしろそこで決定的な結論を与えてしまい、二度と一緒にバイクに乗ってくれる事は無くなると思います。そうならない為にもまずは同乗者に対して優しい運転を心掛けて下さい。

 ちなみに、「恐怖感を与えない = 危険だと言うことを教えない」と言っているのではありません。何が危険でどうして危険なのかはしっかり教える事も大切です。

次のステップ(本格的な日帰りツーリング)

 私の場合子供と本格的に中長距離タンデムツーリングに行き出したのは、子供が小学校3年生になってから直ぐの頃です。ツーリングレポートを見て頂ければいつも大体どんな感じで子供とバイクツーリングを楽しんでいるか?分って頂けると思いますが、最初はあまり行き先はここでルートはこうだ!と言う詳細な設定はせず、子供の体力や体調、そして気分を確認しながら柔軟なツーリングをすると良さそうです。

 それには有る程度の距離感や地図が頭に入っている走りなれたコースを走るのがお勧めです。そして適度な休憩も取る事。疲れ過ぎる前に休憩をして気分転換を図ることが重要です。また、夏場の水分補給や寒い時の防寒対策も積極的に何度も声を掛けてあげるようにして下さい。

親が心配するよりタフな子供達

 子供

以上の様なポイントをツーリングルートに1ヶ所組み入れたり組み合せたりしてルートを決めています。

キャンプツーリングの勧め

 私自身、家族全員で車で行くオートキャンプも楽しみますが、どちらかと言うとバイクに必要最少限の装備を積んで行くキャンプツーリングの方が好きです。オートキャンプの場合、装備に疑り、多くなりがちですが、キャンプツーリングはバイクゆえ持って行ける荷物の量に制約が多い反面、必要最少限のアイテムで本来のキャンプの楽しさをより体感出来る気がします。
当時、小学校6年生の息子と2人でキャンプツーリングに行きましたが、いつもより小さいテントの中で息子と2人だけと言うのもある意味新鮮であり、いつもより沢山の話をする事が出来ました。

高速道路(自動車専用道路)の方が安全性が高い

高速道路=スピードが出て危険と思っている人が居るかも知れませんが、私の考えでは一般道よりも高速道路の方が安全です。一般道であればバイク事故で多い「右直事故」「左折巻き込み事故」「交差点での追突事故」などの危険が考えられますが、高速道路ならその危険は極端に少くなります。但し、高速道路での2人乗りは2輪免許取得後3年が経っていないと出来ません。又、首都高速道路では中央環状線を含め、2人乗りが禁止されている区間が多く有りますので注意して下さい。

寝不足に注意!

運転する本人も物論ですが、子供の場合疲れると何処でも平気で寝てしまいます。子供の体調や疲労具合を考りょして無理の無いコース選択やこまめに気分転換を兼ねた休憩を多く取る事を心掛けましょう!

 

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